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将来的には70階ビルも――いま東京で「木造建築物」が急増しつつあるワケ

「火事や地震に弱い」弱点の克服

理論上は“14階”の木造建築が可能

2020年12月に発表された「ウッドデザイン賞 2020」で最優秀賞を受賞した、日建設計などによる有明体操競技場(画像:国土緑化推進機構)

あくまで法律をクリアできるという理論上の話で、施主・設計者が木造を採用するかの判断は別です。しかし、こうした耐火性・耐震性の向上が建築資材としての可能性を広げたことは間違いありません。  そして、年を経るごとに建設業者は木でビルを建てることに意欲的になっています。その背景には、日本全土で建材として使える木が余っているという状況があります。  かつての日本は山林大国で、現在も国土の約7割が山林に占められています。昭和30年代、戦災復興の一環で多くの山にスギの木が植林されました。これらは住宅需要の増加を見越した植林でしたが、スギの木が住宅用建材として使える大きさに生育するまでに約30年の歳月が必要です。

木造ならぬ「木質」建築とは?

2020年11月にリニューアル工事が完了した小田急線・参宮橋駅(画像:小川裕夫)

2025年、国内最高層の木造ビルが日本橋に

小川裕夫(フリーランスライター) 2020年1月28日 Yahoo JAPAN 抜粋